高級時計といえばロレックスやオメガと並んで人気のある「カルティエ」ですが、実は買ってから後悔する人も少なくありません。
なぜそんなに名の知れたブランドの時計が“買ってはいけない”と言われるのか。
本当に失敗しない選び方は存在するのか。
この記事では、カルティエの時計が抱える意外な落とし穴や注意点を明らかにしつつ、後悔せずに自分に合った1本を選ぶ方法を紹介します。
また、あまり知られていないカルティエのメリットや資産価値としての側面にも触れていきます。
本当に満足できる高級時計を選びたい人にこそ読んでほしい内容です。
恥ずかしい?なぜカルティエは買ってはいけない高級時計なのか
【カルティエ時計の魅力】
以前、カルティエについてメモしていたのがあったので転記しておきます。カルティエって男性でも1本は欲しくなる時計ですよね。✔カルティエの時計ってどういうイメージか?
■宝飾ブランドが作る時計と思っている人が多い… pic.twitter.com/kkEHeS8Vmc— 飯田@一生モノ・人生を刻む時計⌚もっと深く沼に潜りたい時計屋 (@takeyuki_iida) February 25, 2025
高級時計ブランドといえば、ロレックスやパテックフィリップ、オメガなどが挙げられますが、「カルティエ」もその中で特にデザイン性に優れたブランドとして知られています。
しかし、そんなカルティエに対して「買ってはいけない」という意見があるのも事実です。
一体なぜ、人気のあるカルティエの時計が一部で避けられているのでしょうか。
ここでは、その理由を詳しく、わかりやすく解説していきます。
デザイン優先で機能性が犠牲になっていることも
カルティエはもともと宝飾品ブランドとしてスタートしており、ジュエリーやラグジュアリーなデザインを得意としています。
そのため、時計においても非常に洗練されたデザインが魅力ですが、時計本来の機能性やメカニズムにこだわりたい人からすると、やや物足りなく感じることがあります。
例えば、ムーブメントに関しては自社製を採用しているモデルも増えてきましたが、過去には他社製(ETAなど)ムーブメントが多く搭載されていたため、「中身がありきたり」と感じられることもありました。
もちろん、日常的に使うには十分な精度ですが、機械式時計のマニア層にとっては評価が分かれる部分です。
ファッション性が高く、時計愛好家には敬遠されがち
カルティエの時計は、いわば“身につけるアクセサリー”としての側面が強くあります。
タンク、パシャ、サントスなど、アイコニックなデザインは多くの人を魅了していますが、その反面、「ファッションブランドの時計」と見られることもあります。
そのため、時計マニアの中には「カルティエは時計ブランドではなく宝飾ブランド」というイメージを持ち、あえて選ばないという人も少なくありません。
「時計で個性を主張したい」「精密な機構に惹かれる」という層にとって、カルティエは少し物足りなく映ってしまうのです。
人によっては「成金っぽい」と見られることも
カルティエの時計はラグジュアリーで華やかなデザインが特徴です。
しかし、その華やかさが仇となって「派手すぎる」「見せびらかしているように見える」と思われることもあります。
特にビジネスシーンなどでは、シンプルな時計が好まれる傾向にあり、カルティエのように目立つ時計は、時として“恥ずかしい”と感じる原因になることもあるのです。
たとえばこんな意見もあります:
-
「カルティエの時計を着けていると、ジュエリーブランドの時計って見られそう」
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「取引先で“ファッション重視”と誤解されたくないから避けている」
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「派手すぎてTPOに合わせづらい」
もちろん、すべての人がそう思うわけではありませんが、こうした周囲の目を気にする人にとっては、慎重に選ぶ必要があるブランドとも言えるでしょう。
価格と性能のバランスに不満を感じる人も
カルティエの時計はエントリーモデルでも50万円以上することが多く、高級時計の中でもやや高めの価格帯に位置しています。
しかし、その価格に対してムーブメントの性能や素材の質、スペックに対して「コストパフォーマンスが良くない」と感じる声も少なくありません。
価格帯に対する他ブランドとの比較の一例:
ブランド | モデル例 | 価格帯(新品) | ムーブメント | 評価される点 |
---|---|---|---|---|
カルティエ | タンク マスト | 約60〜80万円 | クォーツ/自動巻き | デザイン、知名度、上品さ |
ロレックス | オイスターパーペチュアル | 約90〜120万円 | 自社製ムーブメント | 精度、耐久性、資産価値 |
オメガ | シーマスター | 約70〜100万円 | コーアクシャル | 技術力、防水性、コスパ |
このように、同じ価格帯でも他ブランドに比べてスペック面での見劣りを感じることがあり、それが「買ってはいけない」と言われる一因にもなっています。
リセールバリューがやや低め
高級時計を購入する際に、将来的に手放すことも視野に入れる人は少なくありません。
その点でカルティエの時計は、ロレックスやオーデマピゲのように“資産”としての価値が大きく上がることは比較的少なく、売却時のリセールバリューもやや低めです。
モデルによっては購入価格の半額以下になってしまうこともあり、「資産価値として持っておきたい」と考える人にとっては不向きに感じるかもしれません。
ただし「恥ずかしい」は思い込みの側面も
ここまで、カルティエの時計が“買ってはいけない”と言われる理由を見てきましたが、実はこの評価には「偏見」や「思い込み」が影響している部分もあります。
たとえば、カルティエの「タンク」や「サントス」は100年以上の歴史を持ち、名だたる著名人たちにも愛されてきた由緒あるモデルです。
時計としての完成度も近年は高まっており、ムーブメントも自社製が増えてきました。
また、デザイン性に惹かれて購入する人も多く、ファッション性と実用性を兼ね備えた時計としての魅力も十分にあります。
カルティエの時計が「恥ずかしい」と思われるのは、人によっては過剰な反応であったり、周囲の目を気にしすぎているケースもあるのです。
カルティエの魅力は「人を選ぶ」ということ
結局のところ、カルティエの時計は万人向けではありません。
時計に“ブランドの格”や“メカニズムの技術力”を求める人には合わない部分もあります。
しかし、“美しさ”や“デザイン性”、“上品さ”を重視する人にとっては、非常に満足度の高い選択肢になり得ます。
要は、自分のスタイルや価値観に合っているかどうか。
「人からどう見られるか」ではなく、「自分がどう身に着けたいか」を大切にすることが、後悔しない時計選びへの第一歩です。
買ってはいけない高級時計カルティエの後悔しない選び方
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— TURUYAブランドショップ / TS Trading Co., Ltd. (@turuya783) April 4, 2025
カルティエの時計はそのエレガントなデザインと上品なブランドイメージから、多くの人を惹きつける魅力を持っています。
しかし、高級時計の中では「買ってはいけない」と指摘されることもあり、購入を検討している人にとっては迷いや不安のもとになることも。
ここでは、そうした疑問を解消しながら、カルティエの時計で後悔しない選び方について、やさしく、詳しく、細かく解説していきます。
カルティエを「買って後悔する人」の特徴
まず大切なのは、「なぜ後悔する人がいるのか」を知ることです。
後悔するケースにはいくつかの共通点があります。
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機械式時計の精度や内部構造に強いこだわりがある
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資産価値としてリセールを前提に考えている
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周囲の評価やイメージに敏感なタイプ
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実際に手に取らず、見た目だけで購入してしまった
カルティエはデザイン重視のブランドであるため、内部構造や機能美に惹かれるタイプの方には満足感が薄いことがあります。
また、手放す前提での購入(リセール重視)にもあまり向かないため、事前の情報収集が非常に重要です。
後悔しないための「目的別」の選び方
カルティエの時計を選ぶ際には、自分が何を重視したいかを明確にすることが失敗を防ぐコツです。
たとえば以下のように、目的別で向いているモデルも変わってきます。
購入目的 | おすすめモデル | ポイント |
---|---|---|
デザイン重視 | タンク、パンテール | 洗練されたデザインで日常使いしやすい |
フォーマルな場で使いたい | サントス ドゥ カルティエ | スーツとの相性が良く、気品がある |
資産価値も重視したい | サントス、バロンブルー(人気サイズ) | 需要が高く中古市場でも回転が早い |
個性を出したい | パシャ ドゥ カルティエ | ユニークなフォルムと存在感が魅力 |
このように、自分の目的や使用シーンを明確にすることで、後悔しにくい選択ができます。
サイズと装着感は、実際に着けてから判断する
カルティエの時計はモデルによってケースサイズやベルトの幅、重さが異なります。
画像やスペック表だけを見て判断すると、実際に腕に着けたときに「なんか違う」と感じてしまうことも。
とくにタンクやバロンブルーなどは、ラグ(ベルトをつなぐ部分)の形状が個性的で、着け心地にも差が出やすいです。
店頭で試着するか、試着サービスを利用してから購入するのが安心です。
また、サイズ感も性別や腕の太さで印象が大きく変わります。
以下のポイントを参考に選ぶと失敗しにくくなります。
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女性で細腕の方 → 28mm以下がバランス◎
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男性でフォーマル中心 → 36〜40mmが王道
-
カジュアルに使いたい → 少し大きめでもOK
クォーツか自動巻きか、迷ったらどうする?
カルティエの時計には、クォーツ式と自動巻き式の両方があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方を選ぶことが大切です。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
クォーツ式 | 時刻が正確、メンテナンスが少ない | 機械式に比べて“高級感”を感じにくい |
自動巻き | 機械の美しさ、所有欲を満たす | 定期的なメンテナンスが必要、止まることもある |
デザインを重視し、実用性を求めるならクォーツでも十分満足できます。
一方で、時計そのものを趣味として楽しみたい場合は、自動巻きのほうが満足度は高くなります。
購入する場所にも注意を
カルティエの時計をどこで買うかも、後悔しないために大切なポイントです。
-
正規店で購入するメリット
→ 保証やアフターサービスがしっかりしていて安心。モデルによっては最新バージョンが手に入る。 -
並行輸入店で購入するメリット
→ 新品でも価格が抑えられている場合が多く、お得に買えるチャンスあり。 -
中古市場で購入する場合の注意点
→ 商品状態、オーバーホール履歴、保証の有無をしっかり確認する。人気モデルはすぐに売れてしまうので、見極めが重要。
予算とリスクを天秤にかけて、自分に合った購入ルートを選ぶことが大切です。
見た目だけで判断しない
カルティエの時計は写真映えするデザインが多く、インスタグラムなどで見かけて一目惚れする人も少なくありません。
しかし、実際に使ってみると「重い」「着け心地が合わない」「洋服と合わせにくい」といった問題が起こることも。
見た目の印象に惑わされず、以下の点もあわせて確認しましょう。
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ベルトの調整方法(簡単にできるか)
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日付表示や秒針の有無(必要か)
-
文字盤の視認性(見やすいかどうか)
-
重量バランス(長時間着けて疲れないか)
細かい部分まで気を配ることで、見た目の好みに加えて「本当に長く使えるか」を見極めることができます。
自分のスタイルとマッチしているかを考える
どれだけ評判のいいモデルでも、自分のライフスタイルやファッションと合っていなければ意味がありません。
カルティエの時計は上品で洗練された印象がある一方で、カジュアルな服装やアウトドア中心の生活にはやや浮いてしまうことも。
毎日スーツを着る人には「サントス」や「バロンブルー」が似合いますし、女性でアクセサリー感覚で着けたい方には「パンテール」や「ミニタンク」がぴったりです。
また、複数の時計を使い分けるつもりなのか、1本を長く使いたいのかによっても、選ぶモデルは変わってきます。
直感も大切に
ここまで細かく選び方を紹介してきましたが、最終的には「自分が心から気に入っているか」が最も大事です。
高級時計は毎日身につけるものだからこそ、
「見るたびに気分が上がる」
「着けることで自信が持てる」
と感じられるものを選ぶことが、後悔のない買い物につながります。
スペックや価格だけでは測れない、感覚的な満足度も重視してみてください。
特にカルティエのような感性に訴えるブランドにおいては、その「ときめき」が重要です。
買ってはいけない高級時計カルティエのメリット
厚別区厚別南の買取専門店 #おたからや厚別南店 さんの新着投稿です。
本日のお買取り品はカルティエの時計✨✨#札幌Twitter会https://t.co/8yVvSqgAsL pic.twitter.com/gZ4A4gKdCk— まいぷれ 札幌市豊平区/清田区/白石区/厚別区、北広島市 (@mypl_sakita) April 9, 2025
「買ってはいけない」と言われがちなカルティエの時計ですが、それでも長年愛され続けているのには確かな理由があります。
買ってはいけない高級時計カルティエは永遠に資産価値を保ちつづける
2024年の5月に初めての時計を購入。カルティエというブランドには憧れがあり5月の価格改定を聞いて今しかないと思い購入させて頂きました。
タンクにした理由は色々ありますが重要視したのが「歳をとった時に着けていてもかっこいい時計であるか」です。… pic.twitter.com/HR4d5Tfr8L
— 石井@時計の魅力に気付いた新人 (@threec_ishii) February 9, 2025
カルティエの時計は、見た目の華やかさとは裏腹に、資産価値という実利的な面でもしっかりと評価されています。
単なるファッションアイテムにとどまらず、価値ある「時間の証」として、長く愛される理由がそこにはあります。
歴史と伝統
カルティエは、1847年にフランス・パリで創業された老舗ブランドです。
1904年には、世界初の男性用腕時計「サントス」を発表し、時計業界に革新をもたらしました。
このような歴史と伝統が、カルティエの時計に高い価値を与えています。
デザインの独自性
カルティエの時計は、シンプルでありながら洗練されたデザインが特徴です。
「タンク」や「サントス」などのモデルは、時代を超えて愛され続けています。
このようなデザインの独自性が、資産価値を維持する要因となっています。
資産価値を落とさないために大切なポイント
資産としてカルティエの時計を持つなら、以下のような点に気をつけるとよいでしょう。
● 付属品を揃えて保管する
箱、保証書、説明書、コマ(ベルトの余り)などが揃っていると、売却時に価格が大きく変わります。
● 定期的なメンテナンス
オーバーホールは最低でも5年に1回を目安に行うと良いです。
機械の劣化を防ぎ、状態を良好に保つことが資産価値の維持に繋がります。
● 使用頻度と保管環境を意識する
日常使いはもちろん可能ですが、衝撃や湿気に注意して使うことで傷みを防げます。
使用しないときは、時計専用のケースや巻き上げ機に保管することをおすすめします。
カルティエの時計が資産価値を保ちやすい理由
カルティエの時計が長く価値を持ち続ける理由は、一つではありません。複数の要素が重なって、結果として高い資産性が生まれています。
● 世界的なブランド認知度
カルティエは時計だけでなく、ジュエリーやファッションの分野でも世界的に知られています。
そのため、一部の地域だけでなく、グローバルで安定した需要があるのが強みです。
● デザインの普遍性
「タンク」「サントス」「パシャ」など、カルティエの代表モデルは、誕生から何十年経っても大きくデザインを変えずに販売され続けています。
この「普遍性」は、流行に左右されにくく、古くなっても見劣りしないという点で、資産として非常に重要な特徴です。
● 中古市場での安定した価格帯
カルティエの時計は、中古市場でも人気があります。状態の良いものであれば、新品価格の60〜80%で売却できるケースもあります。
特に、限定モデルや希少モデルは、数年後にプレミア価格がつくこともあります。
投資としての高級時計選びにおけるカルティエの立ち位置
時計を資産や投資対象として考える人が増える中で、カルティエの存在は独特です。 ロレックスやパテック・フィリップのような「価格上昇を狙う」ブランドとはやや異なり、カルティエは「安定して価値を維持する」ブランドとして評価されています。
価格の高騰こそ少ないものの、下落しにくく、一定の需要が常に存在する。
これは、長期保有を前提とした資産形成を考えるうえで、大きなメリットとなるでしょう。
カルティエの高級時計は、その歴史やデザイン、品質の高さから、資産価値を保ち続けることができます。
適切なモデルを選び、定期的なメンテナンスや保管方法に注意することで、長期的に価値を維持することが可能です。
購入を検討されている方は、これらのポイントを参考に、後悔のない選択をしていただければと思います。